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小学生の会社見学をプロデュース
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その会社で働く意味を実感 |
「お仕事探検隊」は、小学校6年生を対象とした会社見学プログラムを、新入社員が企画、実施するプロジェクト型の研修です。新入社員たちは、企画の過程で先輩社員たちの話を聴いてその会社で働くことの意味や意義を学び、この会社に入って良かったと実感し、この先輩のようになりたいと、ロールモデルをみ見つけます。小学生たちは、ふだんほとんど接する機会のない会社の様子や、そこで大人たちは何を思いながら働いているのかを知ります。
会社見学プログラムでは、小学生たちは15人~20人ずつグループに分かれます。その1グループに、新入社員や若手社員6人~8人が付きます。プログラムにはビジネスマナー講座や、〇〇業界(プログラムを実施する会社の業界)の、世の中における意味や役割紹介などがありますが、最も力をいれるのが、「働く人の気持ちを知る」というパートです。
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先輩社員の「渾身の仕事」を寸劇に |
このパートでは、第一線で働く先輩社員の「記憶に残る渾身の仕事」について、働くことの大変さ、その時の気持ち、乗り越えた先の世界などを、寸劇も交えて約1時間かけてプレゼンします。プログラムの最後に、小学生たちは1日学んだことを壁新聞にまとめます。新入社員にとってはプログラムへのフィードバックとなります。思いやメッセージは、どれだけ子どもたちに伝わったのか。壁新聞で一目瞭然です。会社見学プログラムは、3日間で2回設定されます。つまり新入社員には、小学生へのプログラム提供の機会が2度用意されることになります(小学生は1回目と2回目で入れ換わります)。1回目の壁新聞を見て発奮し、プレゼンを再構成する場面が、研修ごとに見られます。
新入社員たちは、こうした会社見学プログラムを10日ほどかけて作り上げます。まず、グループごとに先輩社員に何度もインタビュー。それらをまとめ、練り上げたプレゼン企画案は、経営陣からの本気のレビュー受けて再検討されます。こうしてようやく、小学生に向けた本番を迎えます。この過程で新入社員たちは入社した会社で働くことの意味や意義、仲間との共同作業の大切さを学びます。
この研修は入社員だけでなく、2年目、3年目社員、学生のインターンシップとして実施した例、プレゼン対象を高校生や大学生にした例があります。
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